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2023年3月8日
株式会社Doctor Web Pacific
1月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられた、ランサムウェアによって暗号化されたファイルの復号化リクエスト数は前月と比較して5.01%増加しています。最も多く拡散された暗号化ランサムウェアは Trojan.Encoder.26996、 Trojan.Encoder.3953、 Trojan.Encoder.35209となっています。
Google Playでは引き続きDoctor Webのウイルスラボによって新たな脅威が多数発見され、それらの中には数十もの偽アプリや、ユーザーを有料サービスに登録する新たなトロイの木馬が含まれていました。
1月に最も多く検出された脅威:
2023年1月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられた、ランサムウェアによって暗号化されたファイルの復号化リクエスト数には、2022年12月と比較して5.01%の増加が認められました。
2023年1月、Doctor Webのインターネットアナリストは詐欺サイト、中でも特に投資関連のフィッシングサイトが引き続き増加していることを確認しました。悪意のあるアクターは、収入を増やすためにさまざまな金融商品に投資するようユーザーに持ちかけています。その一例が、ロシアの大手企業と提携しているとするサービスのアカウントに登録するよう勧めるというものです。実際にはそれらは偽サイトで、ユーザーが提供した個人情報は詐欺師の手に渡ります。
上の画像はロシアの大手企業の公式サイトを模倣した偽サイトの例です。これらのサイトでは、ユーザーは事前アンケートに回答するよう求められたり、あるいは特別なフォームに個人情報を入力して今すぐ「アカウント」に登録するよう求められたりします。
Android向けDr.Webアンチウイルスによって収集された検出統計によると、2023年1月には引き続きアドウェア型トロイの木馬の活動に増加が認められました。バンキング型トロイの木馬とランサムウェアの検出数も増加しています。Google Playでは新たな脅威が多数発見され、それらの中には Android.FakeApp ファミリーに属するさまざまな偽アプリやユーザーを有料サービスに登録する Android.Joker および Android.Harly ファミリーに属するトロイの木馬が含まれていました。
1月のモバイルマルウェアに関連した注目すべきイベントは以下のとおりです。
モバイルデバイスを標的とする悪意のあるプログラムや望ましくないプログラムに関する詳細はこちらのレビューをご覧ください。