2012年3月26日掲載
株式会社Doctor Web Pacific
Doctor Webは新しい詐欺の手法について、Androidを搭載したモバイルデバイスのユーザーに対して警告します。
2012年3月6日、Google社はAndroidプラットフォーム向けのプログラムやゲームを配信する、主要なインターネットリソースであるAndroid Marketの世界規模での変更を公表しました。名称がGoogle Playに、アドレスがplay.google.comに変わっただけでなく、動画サービス、Android Market、Google Music、Google eBookstoreなどが統合されました。
犯罪者達はこの機会に乗じ、インターネット上にはGoogle Playのデザインを模倣したサイトが次から次へと出現しました。その内のいくつかでは、Android搭載モバイルデバイス向けの悪意のあるソフトウェアが拡散されています。Android.SmsSendトロイの木馬ファミリーを含む様々な悪意のあるアプリケーションを、訪問者に拡散する偽のサイトの作成を可能にする特別なアフィリエイトプログラムも開発されています。例えばWebサイトのオーナーは、モバイルデバイスを使用する訪問者を「アフィリエイト」のリソースへリダレクトする特別なスクリプト―通常はJavaScript、または.htaccess ファイルの特別なディレクティブが使用されます―をページ上に加えるよう指示されます。
しかしながら、Android Marketという名前のリソースがもはや存在しないということを全てのAndroidユーザーが知っているわけではなく、様々なエキスパート達によって書かれた、ソフトウェアのダウンロードはAndroid Market公式サイトからのみにするようモバイルデバイスユーザーに呼びかける記事も、インターネット上に多く出回っています。ユーザーが検索エンジンに該当するキーワードを入力すると、検索結果にはAndroid Marketのデザインを真似たWebサイトが表示されます。そのようなサイトの中には、安全なソフトウェアやゲームのダウンロードを提供するものもありますが、一方で悪意のあるソフトウェアを拡散するサイトも存在しています。
Doctor Webは、Android 向けソフトウェアを提供するGoogle公式サイトの名前・ロゴ・アドレスが変更されたことをモバイルデバイスユーザーの皆様にお知らせします。新しい名称はGoogle Play、アドレスはplay.google.comになります。信頼できないソースから入手したプログラムに対しては十分に注意するようにしてください。悪意のあるソフトウェアを拡散する偽サイトのアドレスは、直ちにDr.Webのデータベースに追加されました。
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