12月にDoctor Webテクニカルサポートサービスに寄せられた、ランサムウェアによって暗号化されたファイルの復号化リクエスト数は前月と比較して27.95%減少しています。最も多く拡散された暗号化ランサムウェアは Trojan.Encoder.26996、 Trojan.Encoder.3953、 Trojan.Encoder.37369 で、それぞれインシデント全体の21.76%、20.73%、4.14%を占めていました。
Google Playでは引き続き新たな悪意のあるアプリが発見されています。そのほか、AndroidとiOS 両方のOS向けの偽の仮想通貨ウォレットアプリを拡散するサイトが新たに発見されました。
12月の主な傾向
- 検出された脅威の合計数が増加
- フィッシング攻撃に使用されるドキュメントが、メールトラフィック内で最も多く検出された脅威となる
- ランサムウェアに暗号化されたファイルの復号化リクエスト数が減少
- Google Playで新たな悪意のあるアプリを発見
- モバイルデバイス向けの偽の仮想通貨ウォレットアプリが拡散される