2020年2月12日
株式会社Doctor Web Pacific
2020年1月にAndroidデバイス上で検出された脅威の数は前月と比較して12.98%減少しています。最も多く拡散された脅威の1つは追加の悪意のあるコンポーネントをダウンロードして起動させ、任意のコードを実行するよう設計されたトロイの木馬でした。不要なソフトウェアの検出数も11.37%減少し、それらのうち最も多く検出されたのはユーザーをスパイしたり監視したりするアプリとなっています。潜在的に危険なソフトウェアのなかでは、インストールせずにAndroidアプリケーションを起動することを可能にするツールが最も多く検出されています。
そのほか、 Android.Joker ファミリーに属するトロイの木馬の新たな亜種がGoogle Play上で発見されています。
1月の主な傾向
- Androidデバイス上で検出される脅威の数が減少
- Google Play上で新たな脅威を発見
Dr.Web for Androidによる統計
- Android.RemoteCode.246.origin
- Android.RemoteCode.256.origin
- 任意のコードをダウンロードして実行するように設計された悪意のあるアプリケーションです。
- Android.Triada.491.origin
- 様々な悪意のある動作を実行するマルチ機能なトロイの木馬です。
- Android.MobiDash.4074
- 迷惑な広告を表示させるトロイの木馬です。
- Android.Backdoor.719.origin
- サイバー犯罪者から受け取ったコマンドを実行し、感染したモバイルデバイスを犯罪者がコントロールすることを可能にするトロイの木馬です。
- Program.FakeAntiVirus.2.origin
- アンチウイルスソフトウェアを模倣するアドウェアアプリケーションです。
- Program.MonitorMinor.1.origin
- Program.MobileTool.2.origin
- Program.FreeAndroidSpy.1.origin
- Program.Mrecorder.1.origin
- Androidユーザーのアクティビティを監視し、サイバースパイ活動用のツールとして使用される可能性のあるスパイウェアです。
- Tool.SilentInstaller.6.origin
- Tool.SilentInstaller.7.origin
- Tool.SilentInstaller.11.origin
- Tool.VirtualApk.1.origin
- アプリケーションがAPKファイルをインストールせずに実行することを可能にするリスクウェアです。
- Tool.Rooter.3
- Androidデバイスのルート権限を取得するよう設計されたユーティリティです。サイバー犯罪者やマルウェアによって使用される可能性があります。
Androidアプリケーション内に組み込まれ、モバイルデバイス上に迷惑な広告を表示させるプログラムモジュール:
- Adware.Mobby.5.origin
- Adware.Myteam.2.origin
- Adware.Adpush.6547
- Adware.Toofan.1.origin
- Adware.Zeus.1
Google Play上のトロイの木馬
1月、Doctor Webスペシャリストは Android.Joker ファミリーに属するトロイの木馬の新たな亜種を発見しました。これらトロイの木馬はこれまで同様、オンラインメッセンジャー、カメラアプリ、画像エディター、壁紙集などの無害なソフトウェアを装って拡散されています。 Android.Joker は自動的にユーザーを有料サービスに登録させ、追加の悪意のあるコンポーネントをダウンロードして起動するほか、任意のコードを実行することができます。
お使いのAndroidデバイスをマルウェアや不要なプログラムから保護するために、Dr.Web for Androidをインストールすることをお勧めします。
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