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2019年12月16日
株式会社Doctor Web Pacific
11月、Doctor WebのウイルスアナリストによってGoogle Play上で新たな脅威が複数発見されました。それらの中には、ユーザーを有料サービスに登録させる Android.Joker ファミリーに属するトロイの木馬の新たな亜種が含まれていました。迷惑な広告を表示させる Android.HiddenAds ファミリーも引き続き拡散され、サイバースパイ活動用に設計されたバックドア Android.Backdoor.735.origin の新たなバージョンも発見されています。
11月、Doctor Webのエキスパートは、トロイの木馬 Android.Backdoor.735.origin の新たな亜種をGoogle Play上で発見しました。このトロイの木馬は7月に記事を公開した危険なバックドア Android.Backdoor.736.origin のコンポーネントです。 PWNDROID1 としても知られるこのマルウェアは、ブラウザを設定し、最適化するためのユーティリティを装って拡散されていました。
Android.Backdoor.735.origin はサイバー犯罪者から受け取ったコマンドを実行し、感染したAndroidデバイスを犯罪者がコントロールすることを可能にし、ユーザーをスパイし、別の悪意のあるコンポーネントをダウンロードして起動させることができます。
Androidアプリケーション内に組み込まれ、モバイルデバイス上に迷惑な広告を表示させるプログラムモジュール:
11月、Doctor Webのウイルスアナリストによって、 Android.Joker ファミリーに属するトロイの木馬の新たな亜種がGoogle Play上で複数発見されました。これらトロイの木馬は、モバイルデバイスを設定するための便利なユーティリティ、ゲーム、インスタントメッセンジャー、デスクトップ壁紙集、カメラアプリなどの一見無害なプログラムに隠されていました。このマルウェアはユーザーを有料サービスに登録させ、悪意のあるモジュールをダウンロードして起動し、任意のコードを実行することができます。
そのほか、新たなアドウェア型トロイの木馬 Android.HiddenAds も発見されています。このトロイの木馬はゲームやカメラアプリ、画像編集ソフトなどのプログラムを装って拡散されていました。
お使いのAndroidデバイスをマルウェアや不要なプログラムから保護するために、Dr.Web for Androidをインストールすることをお勧めします。