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コラム : ネットバンキングのうまい話にはご注意を

2017年11月10日

株式会社Doctor Web Pacific


私たちは、ネットバンキングを利用しているユーザーからマルウェアを使用して金銭を盗む犯罪についてよく書いています。トロイの木馬はあなたの口座から、わずか2分でほかの口座に送金できます。

その後、詐欺師は送金したお金を少額に分割し、刑事用語の"ドロッパー"として知られる組織や個人になど様々な口座に分配します。

一定金額がドロッパーのカードに移された後、ドロッパーは、お金を引き出す必要があります(そのため、法的執行機関が追跡できる口座間で移動することはなくなります)。引き出したお金を攻撃者に渡して、その金額の一部を報酬として受け取ります。

それが理論上の仕組みです。実際には、攻撃者は他の詐欺的な計画を採用することがあります。

たとえば、詐欺師は、40%~50%程度の手数料で、彼らの口座にあるお金を預かってくれる人を見つけます。転送された後、金銭の所有者はどこからともなく現れ、金銭を返すように要求し、そうでなければ警察に通報すると言います。結局、ドロッパーには、お金を稼ぐどころか、何も残されません。

または、ドロッパーには、お金がすでに入っている口座(通常は、受け取る金額の20%~40%の残高のある口座)が必要です。これは、取引を合法的に見せるために必要であるものと思われますが、詐欺師はお金を転送するためにCVVコードを要求します。CVVコードを知った詐欺師は、口座の残高を使いつくした後、永久に姿を消します。このような状況では、ドロッパーが警察に通報することはまずありません。

ドロッパーを利用するもう一つの方法は、セキュリティ上のリスクをカバーするために、表面的に前払いを要求することです。 セキュリティデポジットを受け取ると、詐欺師は必然的に姿を消します。

ドロッパーになることによって、本質的にマネーロンダリングの共犯者となります。銀行のセキュリティサービスと法執行機関は、盗まれたお金の最初の受取人を簡単に特定することができます。そして、そのお金が武器や薬を購入するために使われたことが証明されると、簡単なお金儲けだけのつもりだった人は、長い刑期に服する現実に立ち向かうことになります。

#banking_online #remote_banking #cybercrime #Trojan #responsibility #security

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