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貴方の年齢はシルバー、貴方の(サイバー)セキュリティはゴールド

2024年9月16日

インターネットセキュリティ対策には年齢による制限はなく、「見知らぬ人と話さない」という古典的なアドバイスをオンラインの習慣に適用すれば、誰でもサイバー犯罪から身を守ることができます。 サイバー犯罪者は個人データを貴重な賞品とみて、それを狙っています。そして、彼らはあらゆる想像力を駆使してそれを手に入れようとします。

インターネットを利用する際のセキュリティルールに関するアドバイスを、簡単にご紹介させていただきます。

フィッシングのリスクについて

人生の体験と新しいものを発見したいという希望は、密接に関連しています。インターネットには、情報を発見し、日常生活を快適にする多くの新しい可能性があふれています。しかし、一部のウェブサイトには、フグ毒よりも有毒なものとなるリスクが存在します。こうしたウェブサイトを閲覧する際の注意事項を知ることが重要です。

フィッシングは、最も一般的なタイプのインターネット詐欺の1つです。その目的は、銀行口座の詳細、クレジットカードやアカウント情報を取得し、金融サービスに接続してお金を盗むことです。そして、ユーザー自身の騙されやすさや知識不足により、詐欺者は割と簡単な手法を悪用する例が多いです。

フィッシングを見分ける方法とは?

突然、見知らぬアドレスから、非常に有益なオファーを受け取ります。たとえば、すぐにお金を稼ぐことができる話や、低金利の銀行ローンのオファーなどです。当然、こうしたオファーの内容を見たくなります。しかし、ここに落とし穴があります。

詐欺師は、メーリングリスト、SMS、インスタントメッセンジャー、ソーシャルネットワーク、広告バナー、検索エンジンでの有料ウェブサイトのプロモーションなど、フィッシングリソースへのリンクを張ることができます。よって、フィッシングに遭う方は個人情報であれクレジットカード番号であれ、サイトに入力ししたすべてのデータが犯罪者に窃盗されるリスクが十分にあります。

詐欺メールは本物に似せて作られるため、有名な公共機関、銀行、企業のロゴやグラフィックを悪用することが多いです。基本的に、メッセージには、次のどれかの一つの手法が悪用されます。具体的には、請求書、税金、電気料金などの未払いがあるとして非難し、遅延のペナルティが発生すると脅かし、その支払いを求められるか、被害者に利益のある財務上(税金、銀行など)の誤りが通知され、払い戻しを受け取るための指示に従うよう求められます。他にも、関税の支払いのために郵便局で保管されている小包、贈り物、ユニークな商業オファーなどの誘う方法があります。

従って、フィッシングの一番簡単な回避方法は、知らない人とのインターネット経由でのコミュニケーションをやめ、見知らぬ送信者から受け取ったすべてのリンクを疑わしいものとして扱うことです。

フィッシング被害に遭わないためのアドバイス

さらに、詐欺師が極めて巧妙な手法を悪用する事例があります。例えば、不審なリンクは友人からも送られます。また、友人と思われる人物から次のような要求であれば、特に警戒する必要があります。例えば、「お金を送金しましたが、カードがブロックされました。」などです。「残金の返済のために短期間だけ融資してください。」という例もあります。詐欺師は、被害者の親族を装い、交通事故に遭ったふりをして「金銭的援助」をだまし取ることがあります。

そのため、パニックに陥ることなく、論理を用いて、状況を批判的に分析することが重要です。電子メールが疑わしいと思われる場合、電子メールに含まれるリンクをなるべく開かないようにしてください。ブラウザの検索バーにアドレスを入力してログインすれば良いです。

添付ファイルをダウンロードする際にも注意が必要です。添付ファイル(拡張子が、.zip、.rar、.exe等であるファイルや、Word文書のファイル等)のある電子メールを見知らぬ人から受け取った場合、それらを開いたりダウンロードしたりしないでください。一見無害に見えるかのような写真でさえ、マルウェアが潜んでいる可能性があります。最近、友人より送信されたメールにも警戒すべきです。なぜなら、友人が知らないうちにマルウェアを配信してしまう可能性があるためです。不審な添付ファイルを開く前に、友人が実際にそのメールを送信したか、さらに、そこに何が含まれているかを確認することが、一番安全な対策となります。

アンチウイルスの導入が、フィッシング防止対策の基本となります。すべてのデバイス上にアンチウイルスをインストールすることが望ましいです。コンピュータやモバイルデバイスのセキュリティは専門家に任せてください。アンチウイルスは、コンピュータやモバイルデバイスをマルウェアから保護し、安全なオンライン決済や、安心なネットサーフィンを可能にします。

上記に加えて、パスワードを守ることは必要不可欠なことです。パスワードの定期的な変更を行ない、また異なるサイトやサービスにて同じパスワードを使用しないほうが良いでしょう。そして、特殊文字、大文字、小文字、数字などを用いて、すべてのセキュリティ条件を満たすパスワードを作成してみてください。スパムメールをフィルタリングするソフトウェアを使用することや、スパムメールを受信トレイから自動的に削除することもきっと役に立ちます。これらは、包括的なウイルス対策ではありませんが、少なくとも迷惑メールの数を減らすために有効なものであると考えられます。

インターネットマーケティングに仕掛けられる罠

インターネットマーケティングに仕掛けられる罠 非常に魅力的なオファーが存在しますが、罠に陥るリスクがあります。いわゆるセール情報に騙されないように、先ず、サイトの評判を確認し、消費者のレビューや評価を読むべきです。サイトを選択する際、競合他社よりも大幅に安い価格で提供している場合には、注意が必要です。

オンラインショッピングをする場合、ページが安全であることを確認してください。ウェブサイトには、アドレスが「http://」で始まるものと、アドレスが「https://」で始まるものの2種類があります。URLが「https://」で始まるセキュリティで保護されているウェブサイトのみを信頼することを推奨します。「http://」で始まるサイトから購入したり、アカウントを作成したりすることは控えてください。これは、情報(パスワード、個人データ、銀行やクレジットカード情報など)が第三者により傍受される可能性があるためです。

また、個人の機密情報(パスワードなど)を電子メール経由で送信しないでください。信頼できるサイトは、そのような情報を要求しません。

さらに、オンラインショッピングに関して、もう1つの注意点があります。それは、公衆Wi-Fiネットワークの利用です。カフェ、ホテル、駅などの公衆Wi-Fiに接続している場合、カード番号の入力を控えたほうが良いです。攻撃者はパブリックネットワークの暗号化の弱点を悪用して、データの一部を傍受する危険性があるためより安全なプライベートネットワークに接続してから、買い物をしましょう。

安全なオンライン決済方法とは ?

オンラインショッピングは便利なものですが、十分に注意を払わないといけません。そこで、二重の対策がより効果的なものであると考えられます。従来の視覚的な暗号文(通常はカード裏面にある3桁のコード)に加えて、支払い直後に銀行から送信されるコードを入力することでオンライン決済を確認できます。ほとんどの銀行はこのような二重決済セキュリティシステの利用を導入しています。ほとんどの場合、コードはSMS経由で送信されますが、取引を確認するために、スマートフォンで銀行のアプリケーションを開いて確認する場合があります。さらに、最大取引額に制限を設定したり、カード取引に関するSMS通知を有効にしたりすることができます。

また、オンラインショッピングを快適かつ安全なものとするためのもう1つの方法は、無料の「バーチャルカード」または「電子クレジットカード」を申請することです。その利用は簡単です。オンラインで購入する場合、銀行は電子化されたキャッシュカードを提供し、この購入にのみ使用できます。クラシックカードと同様、銀行カード番号、確認コード(CVV)、有効期限が含まれています。カードは1回の購入毎に生成されるため、不正利用のリスクが大幅に減少します。

銀行やクレジットカードの番号を携帯電話やコンピュータ上に保存する前、十分に気を付けてください。一部のアプリケーションやインターネットブラウザでは、再入力をしないように、情報を保存します。ここで主な問題は、モバイルデバイスが銀行等のデータ向けの最適な保護を提供しないことです。

そして、カードを紛失または盗難された場合、直ちに銀行やクレジットカード会社に連絡してカードをブロックする必要があります。定期的に口座をチェックし、不正な資金の引き落としを発見した場合には、直ちに銀行に返還を申請しなければなりません。

人生は一生勉強

年齢を重ねるにつれ、多くの人はインターネット利用を拒否し、「私にはもう無理だ」といいます。しかし、コンピュータの操作能力があれば、オンラインでの行政手続きが可能になり、他にも多くの利点があります。仮想空間では、愛する人と遠隔でコミュニケーションしたり、電子メールで写真やビデオを交換したり、モバイルアプリケーションやソーシャルネットワークを通じて家族全員でビデオ会議を行なったりすることができます。

インターネット通信は、生活をより快適に、より幸せにします。2022年6月、日本政府は情報通信白書を公表しました。白書の質問の1つは「自分の人生には意味があると感じますか?」というものでした。「はい」と答えた65歳以上の高齢者2,049人のうち、インターネットおよびソーシャルメディアを利用している人数は、インターネットを利用しない人数の3倍でした。本白書では、政府はこれらの層の情報格差を減らすために、さらに努力する必要があると説明しています。

高齢者を対象とした政府によるデジタルリテラシープログラムの人気が高まっています。こうしたプログラムの目標は、高齢者が報道サイトにて情報をより自主的に検索でき、ビデオやポッドキャストに簡単にアクセスできるようにすることです。これにより、若い近親者の支援がなくても、簡単に天気予報を調べたり、オンラインで電車の切符を購入したり、医師の診察を予約したり、銀行口座を管理したりすることができます。

独力で学習することもできますが、グループで学習することには大きな利点があります。自分と同じような問題に遭うクラスメイトにいつでも頼ることができます。

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