2023年6月5日
株式会社Doctor Web Pacific
ブートキット(ディスク上のブートセクターを改ざんするプログラム)によるさまざまな偽装行為を検知するアンチブートキット・モジュールが追加されました。既にユーティリティDr.Web CureIt!に含まれる本モジュールは、その効率性が実証されております。
リモートデスクトップ(RDP)が使用される際に発生する可能性のあるセキュリティ侵害から守るため、新しい振舞いアルゴリズムが実装されました。これは法人ユーザーに特に有用な新規機能であり、アンチウイルスやOSへの不正アクセスに対する防御対策となります。
改良点
ファイルスキャンのアルゴリズムやプロセスメモリのスキャンを行うアルゴリズムの見直しを行い、リソース消費のさらなる削減が可能となり、アンチウイルス動作の速度向上および安定性向上が図られました。データベース管理システム(DBMS)などのような、多くのメモリを必要とするアプリケーションを使用する際に、この最適化は有用なものとなります。
テクニカルサポート向けのレポート作成の高速化が図られたほか、ルートキットのバックグラウンドスキャンが最適化されました。ファイルのスキャン時に、そのファイルにアクセスできない問題が発生した場合、アンチウイルス動作の安定性が維持されます。
暗号化ランサムウェア、システムやアプリケーションへの不正アクセスを検出するアルゴリズムおよび機械学習アルゴリズムに基づき悪意性を判定するアナライザーが、それぞれ強化されました。また、他社アプリケーションとの互換性問題を解決するために、ファイル操作監視ルーチンへ必要な変更が加えられました。
アップデートは自動的に行われますが、システムの再起動が必要です。
Dr.Webのアンチウイルス保護をまだご利用されていない個人のお客様は、無料で1ヶ月間ご利用可能なDr.Web for Windowsのトライアル版をご検討ください。
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