2021年8月25日

株式会社Doctor Web Pacific

Doctor Webは、 Dr.Web Security Space 12.0、Dr.Web Anti-virus 12.0、Dr.Web 12.0 for Windows Servers、Dr.Web Enterprise Security Suite 12.0 および Dr.Web AV-Desk 13.0 に含まれる一部のモジュールをアップデートしました。今回のアップデートにより、製品のセキュリティレベルが大幅に向上しました。

Dr.Web Anti-rootkit API (12.6.8.202108050) に重要な変更が加えられました。新しいメカニズムの導入により、すべてのDr.Web製品は危険に晒されることや脆弱性の悪用から保護されます。さらに、今回のアップデートでは、インターネット上の脅威に対する予防的保護が強化され、ウイルス検出メカニズムも改善されました。同時に、Dr.Web Anti-rootkit API の最適化も行なわれています。

Dr.Web Protection for Windows (12.06.03.08040) も改良され、最近明らかになったWindowsの重大な脆弱性である PrintNightmare を利用しようとする試みに対して、より効果的な対処が可能となりました。

Dr.Web Scanner SE (12.10.6.06290) にも多くの変更が加えられました。MS Office 2007にMS Grooveコラボレーションソリューションがインストールされている場合に、スキャナーの起動時にエラーが発生する問題が解決されました。また、UIに関連したマウスを用いてスキャナの制御ができなくなる問題も解決されました。このサービスのセキュリティレベルも強化されました。

これらの変更は、上記のすべての製品に対して行なわれます。

また、さらにいくつかの修正も行われています。 Dr.Web device Guard for Windows (12.6.2.08120) では、Windows 7が動作するコンピューター上でフラッシュドライブを操作した際に発生するエラーが修正されました。このモジュールは、 Dr.Web Security Space 12.0、 Dr.Web 12.0 for Windows Servers、 Dr.Web Enterprise Security Suite 12.0 および Dr.Web AV-Desk 13.0 にて更新されています。 Dr.Web AV-Desk 13.0 の Lua-script for win-avd-agent-setup (12.10.0.08180) が更新され、Dr.Web Cloudサービスがオフになるエラーが修正されました。

アップデートは自動的に行われますが、システムの再起動が必要です。