2020年1月15日
株式会社Doctor Web Pacific
現在、単なるアンチウイルスのみのライセンスを購入する法人ユーザーが存在しますが、このようなソリューションを使用する場合にはワークステーションに対する十分な保護対策であるとは言えません。確かに、アンチウイルスのみのライセンス価格は、コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンス価格より若干安いものです。しかしながら、アンチウイルスのみのライセンスでは、情報セキュリティ関連リスクが大幅に増大します。このようなリスクとしては、ウイルス感染の拡大、金銭的損害、会社の信用へのダメージ、暗号化ランサムウェアによるファイル破損、未知なるトロイの木馬やその亜種による感染、データ損失等が挙げられます。
コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスの利用により、こうしたウイルスに関連したリスクを最小限に抑えることができます。
コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスとして提供されるDr.Web for Windows製品には、最新型の脅威を含め様々な種類の脅威に対抗する全てのコンポーネントが揃っています。しかし、サイバー犯罪者がソーシャルエンジニアリング手法を悪用している場合、ユーザー自身がアンチウイルスを無効化したり、悪意のあるリンクをクリックしたり、犯罪者より送付されたファイルを表示したりするケースがあるため、例え高度な検知テクノロジーが用いられても、その効果は発揮できません。
コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスに含まれるコンポーネントAnti-spam*は、迷惑なメールからの保護対策のみならず、アンチウイルスソリューションをすり抜けることを意図して作成された悪意のあるファイルに対する防止対策でもあり、悪意のあるメールの特徴をもとに、最新型の脅威が含まれるメッセージをフィルタリングするため、犯罪者に悪用されたメールが標的にされたユーザーへ届かなくなります。
HTTPモニター SpIDer Gateは、HTTPトラフィックをスキャンするほか、危険なWebリソースへのアクセスを制御するため、ユーザーがサイバー犯罪者に騙された場合でも、悪意のあるウェブサイトへのアクセスがブロックされます。
Dr.Web Office Controlを活用すると、同じPCを使用する複数ユーザーを対象にファイルやフォルダーへのアクセスをブロックする以外にも、利用可能なリムーバブルデバイスの許可リストを作成することができます。これによって、犯罪者のリムーバブルデバイスの接続がブロックされ、標的型攻撃のリスクが抑えられます。
Doctor Webは、現在、単なるアンチウイルスだけの利用が不十分な対策であることをユーザーが認識する必要性を指摘しています。2020年2月1日をもって、Dr.Web Desktop Security Suiteではアンチウイルスライセンスの提供を終了し、ワークステーションを保護するソリューションとしてコンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスのみが購入できることとなります。
アンチウイルスライセンスを使用しているDr.Web Desktop Security Suite のユーザーは、そのライセンス期間満了後にライセンスを更新する場合には、コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスへの移行となります。その際、更新期間が1年の場合には、40%の割引が適用されます。直ぐに、コンプリヘンシブプロテクション(包括的保護)ライセンスへのアップグレードを希望するユーザーは、割引を適用して移行することができます。
*Dr.Web for Windowsのみ
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