2019年7月4日
株式会社Doctor Web Pacific
Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX Mail Servers、 Dr.Web Anti-virus 11.1 for Linux、Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX File Servers およびDr.Web Anti-virus 11.1 for Internet Gateways UNIXに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-common:
- kickstart(rpm)を用いてUNIX系Dr.Web 11.1をインストールするための依存関係が追加されました。
- テクニカルサポートのために、情報収集を行うユーティリティ"support-report.sh"が追加されました。
drweb-ctl:
- baseinfoの出力内容には、アンチスパムおよびウイルスデータベースの合計数とダウンロード済みデータベース数のデータが追加されました。
- コンポーネントstatdのデータベースにおけるイベントを表示するために、新しいコマンド"drweb-ctl events"が追加されました。
- telnetプロトコルを用いてリモートスキャンを実施する際、remotescanでは新しいパラメーターが加えられ、 スキャン対象となる端末リストが拡充されました。
- appinfoでは、ES サーバーへの接続時に、エージェントIDおよびサーティフィケイト(証明書)IDの情報を表示するオプションが加えられました。
- シンボリックリンクが用いられるファイルのスキャン時に発生するエラーが修正されました。
- appinfoではuuidの出力およびその生成日時が追加されました。
Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX Mail Servers、Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX File Servers およびDr.Web Anti-virus 11.1 for Internet Gateways UNIXに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-httpd:
- 脅威および隔離のセクションでは脅威を検出したコンポーネント名のエラーが修正されました。
- 脅威を隔離へ移動後に、その脅威を検出したコンポーネント名がDr.Web HTTPDに変更されるエラーが修正されました。
- webコンソールを使用した場合に脅威を無視できない問題が解決されました。
drweb-httpd-webconsole:
- 設定に、新しいコンポーネントstatdが追加されました。
- 脅威のセクションにてエラーカウンターの誤動作に対する改良が施されました。
Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX Mail Servers およびDr.Web Anti-virus 11.1 for Linuxに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-antispam:
- アンチスパムのフラグを管理するオプションが追加されました。
- 大容量のメッセージをスキャンするには、クライアントから小容量のパケットに分割した後に、それを受信できるオプションが実装されました。
Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX Mail Servers およびDr.Web Anti-virus 11.1 for Internet Gateways UNIXに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-lookupd:
- MySqlクエリストリング(クエリ文字列)の解析が可能となりました。
- ユーザーのパスワードおよびユーザー名に、特殊記号が使用できないエラーが修正されました。
Dr.Web Anti-virus 11.1 for UNIX Mail Serversに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-maild、 drweb-mimetic およびdrweb-libzstd:
- DKIMスキャンのオプションが実現されました。
- 名前のない添付ファイルを取り扱うrepackが反復子と連携する際に発生するエラーが修正されました。
- 圧縮形式zstd のファイルをスキャンするオプションが実装されました(RspamdおよびSpamdのみ対応)。
drweb-statd:
- 他のコンポーネントの動作に関する統計を収集し、それをデータベースに保存する新しいコンポーネントstatdが追加されました。
Dr.Web Anti-virus 11.1 for Linuxに含まれる下記のコンポーネントでは、次の変更が加えられました。
drweb-configd:
- デフォルト設定の場合、スパムのスキャンが実施されない問題が解決されました。
drweb-session:
- drweb-configureにて、drweb-sessionのためのコンフィギュレーションファイルの設定がpam.d/に追加されました。
drweb-gui:
- アンチスパム設定が追加されました。
- ES サーバーへの接続時に、エージェントIDおよびサーティフィケイト(証明書)IDの情報を表示するオプションが加えられました。
- Instant Demoライセンスのアクティベーション時に発生するエラーが修正されました。
Linux/FreeBSD対応のディストリビューションファイルを使用してインストールされたDr.Web バージョン 11.1製品をリポジトリ経由でアップデートする場合には、アクションの選択がプロンプトされ、次の項目を選択する必要があります。
Solution 3: break drweb-...
今後はアップデート時にアクション選択がプロンプトされないように、もう一つのリポジトリに接続するように下記を設定してください。
Linux用コマンド
#echo "[foreign]
enabled=1
autorefresh=1
baseurl=https://repo.drweb.com/drweb/foreign/linux/11.1/<arch>
type=rpm-md" > /etc/opt/drweb.com/zypp/repos.d/drweb-foreign.repo
FreeBSD用コマンド
#echo "[foreign]
enabled=1
autorefresh=1
baseurl=https://repo.drweb.com/drweb/foreign/freebsd/11.1/<arch>
type=rpm-md" > /usr/local/etc/drweb.com/zypp/repos.d/drweb-foreign.repo
<arch>には、使用するパッケージのプラットフォームを指定してください。
- 32ビットバージョン: i386
- 64ビットバージョン: x86_64
次のステップとして、アップデートされたDr.Webパッケージを取得・インストールする必要があります。そのため、binフォルダ (GNU/Linuxの場合 – /opt/drweb.com/bin) に移動した後、下記のコマンドを実行する必要があります。
# ./zypper refresh
# ./zypper update
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