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Dr.Web vxCube、新しいバージョン 1.2をリリース

2018年11月27日

株式会社Doctor Web Pacific


Doctor Webは、悪意のあるファイルおよび潜在的に危険なファイルを解析するウェブサービスDr.Web vxCubeの新しいバージョン1.2をリリースしました。新しいバージョンでは、機能が改善されたほか、重要な変更が加えられました。

Android対応アプリのサポート

Dr.Web vxCubeの新しいバージョンでは、Android対応アプリをAPK形式で解析することが可能となりました。APKファイルの解析報告は、Windowsファイル解析に類似していますが、幾つかのセクションが追加されたことがその特徴です。その中でも、追加された"マニフェスト"のセクションでは、アプリ作成者がXMLマニフェストにて提示した許可リストおよび他の情報が表示され、該当アプリは動作時にデバイスのどのようなリソースにアクセスできるかが明らかになります。さらに、"電話およびSMS"と"Intents"のセクションでは、該当アプリが起動するアクティビティのルーチン(インテント)の一覧が掲載されます。

#drweb

ネットワークリソースのスキャン

新しいバージョンでは、Parental Controlデータベースを用いてリモートからネットワークリソースの悪性性をチェックできます。リソースは脅威のレベルにより赤色、オレンジ色、灰色にハイライトされます。

#drweb

レポートの新しいデザイン

画面上には、解析結果のほかにも、ファイル形式、解析に要する時間、追加の設定が表示されます。さらに、解析中に作成された、解析の対象外となったファイルも表示されるようになりました。安全性が重視されるため、解析結果の報告はパスワード付きアーカイブファイルとして提供され、閲覧する際にはvxcubeのパスワードを入力する必要があります。

#drweb

新しい形式のファイルをサポート

新しいバージョンでは、BAT、 SLK、 CHM および IQY形式のファイルがサポートされます。BAT形式は、バッチファイル(動作環境コマンドが含まれる専用テキストファイル)のために用いられます。SLK形式ファイルは、テーブルおよびデータベースをインポート時にMicrosoftアプリ間のデータ転送に利用されます。CHM形式ファイルには、Windows対応アプリ向けにHTMLコンテキストヘルプが掲載されます。IQYファイルは、Microsoft Excelテーブルエディタにサポートされる形式の一つであり、悪意のあるシナリオを起動するために、サイバー犯罪者に悪用されるケースがあります。

#drweb

重要な変更

動画ライブラリに変更が加えられた結果、画像キャプチャーおよびSafari対応ビデオ形式の報告を視聴時に発生する問題が解決されました。これにより、Safariブラウザが用いられる本サービスのサポートには改善が施されました。

長時間利用されている場合にVNCクライアントが突然切断するなど、本サービス動作中に発生するエラーが修正されました。解析されたファイルの数が正常に表示されない問題が解消されました。

Dr.Web vxCubeを利用するためには、トラアイルライセンスまたは有償ライセンスが必要となります。

Dr.Web vxCubeトラアイルライセンスを使用すると、 10日間に10個までのオブジェクトをチェックすることが可能です。トライアルは、こちらから入手できます

Dr.Web vxCube有償ライセンスはDoctor Webオンラインストアから購入できます。

#Dr.Web #サービス #解析

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