2017年12月4日
株式会社Doctor Web Pacific
残念ながら、 本日(2017年9月5日)付でクリミア半島でのFedora使用ができなくなりました。これはFedoraプロジェクト契約に従って行われています。
Fedoraソフトウェアのダウンロードにより、以下のすべてを理解し、同意したことになります。 Fedoraのソフトウェアおよび技術情報は、米国輸出管理規則(「EAR」)および、その他の米国および外国の法律の適用対象となり、EARまたは米国の制裁規則(米国政府の通知により変更される可能性はあるが、現在、キューバ、イラン、北朝鮮、スーダン、シリア、ウクライナのクリミア地域が対象)に基づき、禁止された対象国に輸出、再輸出、移転することはできません。
このニュースは情報セキュリティに直接関係していたため、関係者の注目を集めました。
GPL v3を確認してみましょう。これはフリーソフトウェアが配布される際に利用される唯一のものではありませんが、Linux用の膨大な数のプログラムがGPL v3で利用可能です。
私たちがフリーソフトウェアについて話すとき、価格ではなく自由さを指して話をしています。当社の一般公衆利用許諾書(GPL)は、あなたが自由にソフトウェアのコピーを配布すること(または希望する場合は有料)や、必要に応じてソースコードを入手したり、ソフトウェアを変更したりすることができます。無料で取得した新しいプログラムの一部を使用できることを知っています。
制限はソースコードやディストリビューション(およびそれらのアップデート)には適用されないようです。 例えば、§742.15(b)に従って、ソフトウェアのソースコードとバイナリは一般に公開されており、EARの規制を受けていません。 しかし、この明確化は完全ではありませんでした。なぜなら、「その他の米国および外国の法律」に従ってソースコードへのアクセスを制限される可能性が残っているからです。
これは、ソフトウェアプログラムの可用性が制限された最初の出来事とは違います(私たちが中世に行って学校に通うことが許可されていないように、私たちがXXI世紀に住んでいると信じることさえ困難です)。
2010年1月中旬、SourceForgeやGoogle Code等の最大のオープンプロジェクトホストは、米国からの輸出が禁止されている特定の技術が組み込まれている可能性があるため、オープンソースプロジェクトへのアクセスを提供しないように指示する電子メールを受け取りました。 この場合における、「特定の技術」とは暗号化を意味しています。
結局、SourceForgeとGoogle Codeは普通の米国企業であるため、ユーザーに謝罪し、法律に従わなければなりませんでした。
この事件は、外国製のソフトウェアの使用を選択した企業や個人に対し、いつでも、新しいバージョンへのアクセスだけでなくセキュリティアップデートへのアクセスを奪うことが可能となることを示しているため、そのシステムは攻撃者や特定の政府機関にとって魅力的な標的になってしまうことがわかります。
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