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Androidを標的とする危険なダウンローダー型トロイの木馬を150万のユーザーがダウンロード

2015年7月24日

株式会社Doctor Web Pacific


Google PlayはAndroidデバイス向けのアプリケーションを配信する公式ストアですが、時に潜在的に危険なプログラムやマルウェアが潜んでいることがあります。先週、Doctor Webセキュリティリサーチャーによってそのようなプログラムの1つが発見されました。

Android.DownLoader.171.originと名付けられたこの悪意のあるプログラムはKKBrowserとして配信され、Google Playの統計からは既に10~50万回ダウンロードされていることが明らかになっています。Android.DownLoader.171.originが配信されているその他の中国のサイトを入れると(Baidu—880,000回、qq—310,000回、360cn—60,000回、Wandoujia—58,000回)、ダウンロード回数は合計で150万を超えています。

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そのほかインドネシアのユーザーもまた、Google Playからこのプログラムをダウンロードしています(既に1,000~5,000回)。

Android.DownLoader.171.originはアドウェアとダウンローダー型トロイの木馬の両機能を併せ持ち、インストールされるとリモートC&Cサーバーに接続してサイバー犯罪者の指定したアプリケーションをダウンロードします。Android.DownLoader.171.originがルート権限を持っていた場合、それらアプリケーションは自動的にインストールされます(それ以外の場合はプロンプトが表示されます)。

このトロイの木馬はプログラムをインストールするだけでなく、ユーザーに気付かれずにプログラムを削除する機能も備えています。この場合も、Android.DownLoader.171.originがルート権限を持っていればプログラムは自動的に削除されます(それ以外の場合、ユーザーは同意を求められます)。また、Android.DownLoader.171.originはステータスバーに偽のEメール通知を表示させることができ、ユーザーが通知をタップしてしまうとサイバー犯罪者の指定したサイトがブラウザウィンドウで開きます。

Android.DownLoader.171.originはシステムをスキャンして中国のアンチウイルスソフトウェアがインストールされていないかどうかを確認し、デバイスに関する様々な情報(システム言語、OSバージョン、管理者権限の使用が可能かどうか、デバイスモデル、画面解像度、IMEIなど)をサーバーに送信します。

Doctor Webでは、公式サイトからダウンロードしたアプリケーションでさえ安全ではない場合があるということを改めてここに強調します。最新のアンチウイルスのみが、様々な悪意のあるプログラムからの確実な保護を提供することができます。

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