無料のファイル復号化サービス―感染時にDr.Webによって保護されていたPCのみを対象

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2015年11月25日

株式会社Doctor Web Pacific


Doctor Webでは、Trojan.Encoder暗号化ランサムウェアによって暗号化されてしまったファイルに対し、テクニカルサポートによる無料での復号化サービスを提供していますが、今回、その対象を変更させていただくこととなりました。今後、無料復号化サービスの対象となるのは感染時に有償版ライセンスの有効化されたDr.Web Security SpaceまたはDr.Web Anti-virus for Windowsのバージョン9.0以降、あるいはDr.Web Enterprise Security Suite(バージョン6以降)によって保護されていたPCのみとなります。

Doctor Webのアンチウイルスラボには大量の復号化リクエストが寄せられ、中には感染後にDr.Webのライセンスを購入したユーザーも見受けられます。一方、バージョン9以降のDr.Web for Windowsでは暗号化ランサムウェアから重要な情報を保護することのできる予防的保護およびデータ損失防止機能が追加されています。ほとんどの場合ファイルを復号化することは不可能であり、それは例えDoctor Webテクニカルサポートサービスにリクエストを送信した場合であっても同じであるということを予めご了承ください。

今回の変更に伴い、無料の復号化サービスを受ける条件としてDr.Web Security SpaceまたはDr.Web Anti-virus for Windowsのバージョン9.0以降、あるいはDr.Web Enterprise Security Suite(バージョン6以降)がPC上にインストールされており、それらが有償版ライセンスによって有効化されている必要があります。

無料の復号化サービスを受けるにはDr.Webの有償版ライセンスの購入が必要であるという点はこれまでと変わりませんが、今後はそのライセンスが、暗号化ランサムウェアに感染した後ではなく、感染する前に購入されていることが条件になります。

Doctor Webでは、犯罪者に対してファイルを復号化するための金銭を支払わないよう強く推奨しています。暗号化ランサムウェアについての詳細と感染してしまった場合の対処方法についてはこちらのNo. 1脅威―暗号化ランサムウェアをご覧ください。

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