2013年8月14日
株式会社Doctor Web Pacific
感染したコンピューターに侵入を果たしたTrojan.WPCracker.1は、システムフォルダの1つに自身をコピーし、システム起動時のアプリケーション自動実行に関与するレジストリブランチを改変します。次に、このトロイの木馬は犯罪者の管理するリモートサーバーに接続します。
Trojan.WPCracker.1はWordpressやJoomlaなどのポピュラーなCMSによって管理されるブログやサイトのリストを犯罪者から受け取り、そのアクセスパスワードの解除を開始します。解除に成功すると、取得した情報をサーバーに送信します。
その後、それらのアクセス情報は犯罪者によって第三者(通常、また別の犯罪者)に売り渡されます。
犯罪者はTrojan.WPCracker.1を使用して、ブログのコンテンツを改ざんしたり悪意のあるコードをサイト内に埋め込んだりすることで訪問者のシステムを感染させることが可能です。多くのセキュリティエキスパートによって報告されている、webサイトに対するブルートフォースアタックの増加に、このトロイの木馬が関与していると考えられます。
Dr.Webウイルスデータベースには既にこの脅威のシグネチャが追加されているため、Dr.Webソフトウェアのユーザーに危害が及ぶことはありません。
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