2014年7月29日
株式会社Doctor Web Pacific
Android.BankBot.21.originとしてDr.Webウイルスデータベースに追加されたこのマルウェアはAdobe Flash Playerを装って拡散され、クレジットカード情報を盗むほかSMSメッセージを傍受します。
インストールされた後に起動されると、このトロイの木馬は管理者権限の取得を試みます。該当する要求画面が0.1秒ごとに表示され、ユーザーはそれらを止めるために権限を与えざるを得なくなります。こうして、このマルウェアは削除される危険性から自身を保護します。
クレジットカード情報を盗むために、Android.BankBot.21.originはGoogle Playアプリケーションウィンドウがアクティブであるかどうかを確認し、アクティブだった場合は、標準的なクレジットカード情報の入力フォームを表示させます。
入力されたカード番号、有効期限、CVCコード、カード所有者の住所や電話番号などは全て犯罪者のサーバーへ送信されます。さらに、デバイスモデル、IMEI、OSバージョン、インストールされているアプリケーションのリスト、SMSのコンテンツなどの、感染したデバイスに関する情報もまた、犯罪者のサーバーへ送られます。
そのほか、vは犯罪者のサーバーから直接、またはSMS経由で受け取った様々なコマンドを実行する機能を備えています。中でも特に受信SMSを傍受し、特定の番号に対してメッセージを送信することができます。
このマルウェアはユーザーのアカウントから金銭を盗む目的で使用される可能性が高いことから、Androidユーザーは十分に注意し、疑わしいアプリケーションはインストールしないことが推奨されます。
この脅威はDr.Web for Androidによって検出・駆除されます。
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