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Control Centerを含むDr.Web製品に新エンジン:速さ、パフォーマンス、そして脅威検出のユニークなテクノロジー

2012年5月21日掲載

株式会社Doctor Web Pacific


Doctor Webは、Control Centerを含むDr.Web Enterprise Security SuiteのDr.Web Virus-Finding Engineを7.0にアップデートしました。アップデートは、バージョン6.0.3および6.0.2のサーバーを使用する全てのユーザーに対しては自動的に実行されます。6.0.2よりも前のバージョンでは、アップデートは行われません。

スキャン速度の向上

ユーザーの皆様には、新エンジンの重要なメリットの1つであるスキャン速度の大幅な向上を実感して頂けることでしょう。Doctor Webウイルスラボにあるテストサーバー上(3テラバイトにもなるテストファイルの集まりを持つ)において、Dr.Web Virus-Finding Engineを使用した際のスキャン速度は数倍向上し、さらに、現在のワークステーションと同様のテストシステム上では4倍の速度を記録しました。これらの結果はDr.Webウイルスデータベースの新しいフォーマット、および検査されたオブジェクトを処理するアルゴリズムの改良によって達成されました。

パフォーマンス

新エンジンには、検査中のシステム動作、およびユーザーまたはOSによって実行されるタスクに応じて調整される動的なメモリ割り当てが導入されています。リアルタイムでのメモリ割り当てが可能になった結果、検査中またはサイズの大きいファイルの解凍中にパフォーマンスが低下するという問題が解決されました。リソース消費が最適化されたマルチコアシステムで使用する場合も同様です。

ScriptHeuristicおよびその他の脅威検出テクノロジー

新テクノロジーScriptHeuristicにより、Dr.Web Virus-Finding Engineではウイルス脅威の最も一般的な拡散源となっている、HTMLやPDFドキュメント内に潜む悪意のあるオブジェクトの迅速な検出が可能となりました。また、「目に見えない」IFRAMEエレメントの抽出および解析にも対応しています。新しいエンジンでは、シグネチャベースの検査においてJavaScriptのシンタックスが考慮されるようになりました。

また、新しいアンチウイルスエンジンに使用されている構造エントロピーは独自のテクノロジーであり、またシグネチャベース検査の代わりになるものです。これにより、脅威検出のメカニズムが著しく向上します。

既にDr.Web製品で使用されているユニークな解凍テクノロジー「FLY-CODE」は、アップグレードによって検査所要時間が30%減少し、ほぼ100%に近いトロイの木馬検出率を提供する新しいヒューリスティックアルゴリズム解析によって最適化されました。Origins Tracingテクノロジーの向上により、DEXファイルの検査(Android)にもこのテクノロジーの使用が可能となりました。

ユーザーに対するアップデートは自動的に行われます。

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