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Dr.WebデータベースにMediaGetが追加された理由を公表

2012年2月14日掲載

株式会社Doctor Web Pacific


Doctor Webは、2011年9月にtorrentクライアントMediaGetが潜在的に危険なアプリケーションのリストに追加された背景を公表します。現在、Dr.Web アンチウイルス製品はMediaGet開発者のサイトやそのダウンロードを提供するようなサイトをブロックし、それらを全て「望ましくないサイト」としてDr.Webデータベースに加えています。

MediaGetの拡散手法を詳細に分析した結果、Doctor WebのスペシャリストはこのプログラムをProgram.MediaGetという名前でデータベースに加えることを決定しました。ユーザーのコンピューター上へのプログラムインストール件数を増加させる手法は明らかに不公正なものでした。

このプログラムを拡散する為に開発者は、torrentクライアントを広めることで参加者が報酬を得るいわゆる「アフィリエイトプログラム」を作成しています。プログラムについて記載されたページは、数日前にMediaGetサイトの管理者によって即座に削除されましたが、検索エンジンGoogleのキャッシュに保存されていました。

オンラインリソースの所有者達はこのプログラムを利用して様々なメディアコンテンツを配信し、それらのサイトでは次のような特殊な形のリンクが使用されています。
http://mediaget.com/torrent.php?r=<インターネットリソースのアドレス>&s=<名前>+<映画>

このようなリンクは映画について記載されたページに置かれ、«MediaGetを使用して<映画の名前>をダウンロードする»という内容のテキストを含んだボタンが表示されます(テキストの内容はリソースによって異なります)。ボタンをクリックするとtorrentクライアントのインストールファイルがコンピューター上にインストールされます。このファイルは映画の題名と同じ名前を持っているためユーザーがファイルを実行してしまう可能性が高く、その結果torrentクライアントがインストールされてしまいます。インストールの過程でユーザーはポピュラーなwebサイトのツールバーを追加でインストールするよう促されます。注意したいのは、このツールバーは例えユーザーが拒否した場合でもインストールされるという点です。

プログラムは起動されると、ダウンロードするファイルを自動的に検索しますが、目的の映画は見つからずダウンロードできません。そしてMediaGet拡散者の目的―コンピューター上にtorrentクライアントをインストールする―のみが達成されるのです。

ユーザーを混乱させ同意なしにソフトウェアをインストールさせることから、Dr.Webはこの手法を潜在的に危険なものであると認識しました。MediaGetの開発者達が、プログラムを広める手法を透明かつ公正なものに改めた際にはDr.Webデータベースへの追加が見直される可能性もあります。

上記のようなリンクは望ましくないサイトとして直ちにDr.Webデータベースに加えられました。サイトにアクセスする際は警戒を怠らず、適切な予防対策を行うことを推奨します。

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